「松戸市幸谷の家」外断熱・樹脂サッシと「松戸市小金清志町の家」階段施工
まずは、「松戸市幸谷の家」の状況です。
写真は‘外張り断熱’です。
ご存じのように弊社の新築住宅の断熱は‘外張断熱’です。
使用材は硬質ウレタンボードで、靴で有名な‘アキレス’の‘アキレス外張りQ1ボード’という商材で、断熱材区分はEランク(最高)となり、現在日本にある断熱材の熱伝導率(初期値0.018)においては‘日本一’になります。
熱伝導率とは、「熱の伝えやすさを表す数値」で、この値が低いほど熱を通さないという事で、アルミニウム(サッシなど)の熱伝導率は200w/mkという驚きの数値です。
参考として、断熱性能にはこの‘熱伝導率’と‘熱抵抗値’があり、熱抵抗値とは熱伝導率とは逆に「熱の伝えにくさを表す数値で、この値が大きい方が断熱性能に優れているということになります。
今回使用している外張り断熱の暑さは40mmで、熱抵抗値は0.04/0.018=1.90k/Wとなりこの住宅の存在する関東地域の断熱区分Ⅳ地域の基準数値1.7k/Wを上回ります。
屋根に関しても現在‘屋根用外張りボード’50mmが施工済ですが、内部より‘グラスウール16K’100mmを充足して屋根W断熱にすることにより、(0.05/0.018)+(0.1/0.045)=4.99k/Wとなり、同じくⅣ地域の4.0k/wを上回ります。
壁の1.7及び屋根の4.99は共に断熱地域区分ではⅡ地域(青森県・岩手県・秋田県)と同等で寒冷地仕様ということになります。
読んでいる皆さんは、「え~そうなんだ」ほどの感想しかないかも知れませんが、私たちは構造的な部分やこのような細かな部位にも気配りをしているのです。
住んでしまえば、見栄えなどは建売住宅やローコスト住宅などとほとんど変わりませんが、こと耐震や省エネなど建物の基本性能がしっかりとしていなければ、とても‘長持ち’なんてしませんし、無駄な出費になってしまいます。
さて難しい話は終わりにして「松戸市小金清志町の家」の状況です。
こちらは、前回もお話したように建物内部はほとんど完成していますが、階段を忘れていました。
今回のお施主様は‘鉄骨階段’を希望されていました。
白色のササラ桁(階段の外側)に黒色の手すり、そして段板はフロアーと同色にしています。
実物は、かなりシックな感じに仕上がっています。
また外部では外構の工事が始まり、ポーチ階段やフェンス工事が進んでいます。
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