「松戸市幸谷の家」 リノベーション工事のポイント その1
前回の当ブログをUPしてからというもの、各種の資料作りや会社のパソコン入れ替えなどで忙しくなり半月も経過してしまいました。
さて、今回から「松戸市幸谷の家」リノベーション工事の設計と施工での取り組みと解説をお話して行こうと思います。
まず、設計のポイント。
お施主様からの要望を要約すると、“明るさ”“収納”“快適性”・・・そして「趣味のロードバイクの置き場を考える」。
もちろん、前回にもお話した“耐震”も。
リノベーション工事でのプランニングというのは、既に‘器(建物の形・大きさ)’が決まっている為、新築以上にパズルの要素が高くなりますが、外部の配管を直すという事は金額的な負担が大きくなるので“水廻り(キッチン・浴室・洗面・トイレ)”の場所は大きく動かさないことが鉄則です。
これは工事金額が問題で施工的な面での鉄則ではないので、「工事金額がUPしても変更したい!(何らかの理由で)」(あまりいないと思いますが)というお施主様の場合は自由にプランニングが出来ます。
また、大きなプラン変更や部屋(浴室や洗面なども)の大きさを変更すると問題になるのが構造面。
とくに基礎では「どこに大きな荷重がかかっているのか?」などの耐力上の問題で、新たに基礎を作る必要も出てきます。弊社事例では、今回の工事を含め、過去の大規模リノベーション工事では大きく間取り変更をしている住宅が多い事と耐震上の問題で基礎の改修を行っています。
そして、構造材の架け替え。
これも現在の図面を基に、事前に現地調査をします。
私は図面を見れば大体の事はわかるのですが、梁の大きさや支持されている柱や材、そして古い建物では‘根太’の方向もチェックしてラフスケッチで保管。
このラフスケッチの保管は、後のプラン時に“抜ける柱”と“抜くことの出来ない柱”を選別する必要があるからです。
今日はここまで・・・続きは次回で。
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