弊社の現場日誌をご覧頂き、ありがとうございます。
弊社に訪れるお施主様の声で「この現場日誌で工程の流れがよく分かる」や「現場を公開している他社と比較しても細部までよく分かり、信頼できる」という声をよく頂きます。
細部まで見せたくない他社とは違い、「私たちの家作りの現場では全てを見ていただきたいし、確認してほしい」という意味も込めて全ての現場で工程写真を公開しています。
現在で現場管理をしている横山に任せているせいか、細部の説明があまりなく残念に思われている方々もおいででしょう。
専業の設計事務所から設計から施工まで一貫して行う‘兼業設計事務所’になり今年で丸8年になり、始めた頃から業界の流れや省エネ的観点、そして構造的な見地から、少しずつ変化もしてきました。
そんな中から、今回は一昨年から変更した‘2階床根太’で使用しているTJI(ティー・ジェー・アイ)ジョイストについてです。
まず、日本における2×4工法で2階の床根太は通常210(2×10:ツーバイテン)という形式のSPF材が使用されています。しかしながら近年ではこの製材の品質にバラつきが出ていて、ある住宅メーカーに納材しているランバー会社の製材では中間が反り返っている材料が多く入っていて、構造組立大工(フレーマー)が無理やり釘で留めている姿も目にした事があり、少々の不安を感じていました。
もちろん弊社に納材しているランバー会社ではそのような材料を納入してきませんでしたが、営業と話していると「2×10に関しては今後も製材にバラつきが出る可能性がある」ということです。
耐震構造は私の最も重要視する部分ですし、金額的には以前の製材である2×10よりもUPしますが、何よりお施主様の安全を考える上で欠かせないものです。
そこで過去何度か使用した経験のある「TJI」に変更することにしました。
TJIとは、鉄骨造でいうI型ビームと同じ形状をしていて
上部と下部の木材部(フランジ)をマイクロラムのLVL、それを繋ぐベニヤのような板部(ウェブ)をパフォーマンスプラスのOSB材から構成され、非常に施工性にすぐれ大きなスパンに対応でき、強度の高い材料です。
また2×10製材よりも軽く、制約もありますが中間部のOSBはダクトなどの孔も開けることが出来るので、ダクト配管や設備配管も容易に出来るようになります。
上の絵が以前の2階床組、下の絵は現在の2階床組
ちなみにウェアーハウザー社のカタログには
こんな写真も・・・日本のどこかのCMのようですね。
TJIでの私の代表的な作品に茨城県牛久市にある淡水パールの代表的なお店である「明恒パール牛久」のショールームもある社屋を平成10年に設計/監理しました。
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